腹痛を感じて病院に駆け込んだところ、がんと診断されてしまうことがあります。また別の例ですが、腰痛がひどいと思って受診したらがんだったということもありました。このようにがんは思いもよらない方法で発覚することがあります。そのために、がん検診はとても大切です。

がん検診によって、がん細胞をいち早く見つけることができます。早く見つけることにより、まだそれほど成長していないがん細胞をそれ以上増えないようにできます。がんの治療は薬や化学療法によって行います。一昔前とちがって治療法は飛躍的な進歩をとげています。

よくテレビドラマなどで、がんにおかされて余命あとわずかであることが宣告されるシーンがあります。もちろん発見がおそければ余命宣告されることもあります。でも早期発見であるなら、治療によって進行をとどめることができます。多くの自治体は無料のがん検診を年に数回行っています。

そうした自治体の検診を利用するなら、経済的にも負担になりません。もし普通に検診を受けるなら、数千円かかります。複数の器官の検診を受けるなら数万円かかるかもしれません。ですから予定が合わなくてもできるかぎり自治体の検診を利用した方がお得です。

自分は健康で病気したことがないと自信があるかもしれません。それでもがんの初期段階は音を立てずに始まります。はやめの発見が治療の鍵です。早めに見つかるなら、治療にかかる時間も短くお金もかかりません。