近年、ストレスによる不調を訴える人も少なくありません。職場における過重労働や人間関係などがその原因となっていることも多く、平成27年12月にはメンタルヘルス対策として、ストレスチェック制度が施行され、定期的に労働者のストレスの状況について検査を行うことが義務づけられたことも記憶に新しいニュースです。ストレスの原因は人それぞれで、なかにはストレスに気付かず、少しずつ心と身体に負担がかかり、気付いた時には心身ともにボロボロだったという人もいるといいます。そうなる前に、早期発見・対策をするという意味でストレスチェックは重要です。

定期的にストレスチェックを行うことで、自身の変化をつぶさに感じられることにもつながります。結果として、自身でも進んで環境改善を働きかけたり、リフレッシュ方法を探ったりと、関心を持つきっかけにもなるでしょう。ストレスチェックを受けることにより、自分で思ってもみなかった結果が出ることもあります。もしストレスを抱えていることがわかったら、上司や同僚、家族や友人に相談するなど、なるべく一人で抱え込まないようにしましょう。

思い悩んでしまうと、それがかえってストレスになることも多いので、リフレッシュできる趣味などに打ち込むこともいいでしょう。もし誰にも相談できそうにない場合は、専門医を受診することも方法の一つです。心身ともに健康な状態で働くと、効率もよくなります。自分のためにも、会社のためにも心がけてみてください。