がん検診には、色々な検査方法があり、次々に新しい方法が考えられています。がん検診の主流になりつつあるPET検査は、ブドウ糖に近い成分であるFDGを点滴で投与し、正常細胞に比べてブドウ糖を3~8倍取り込む性質持つがん細胞がFDGを取り込み放射線であるγ線を放出し出すの待ち、PETカメラで撮影してがん細胞の位置を特定する検査方法です。がん細胞は、悪性な細胞ほどブドウ糖を取り込む性質があります。上記の様に従来のがん検診は、胃カメラやCTスキャン、MRIなど高価で大掛かりな設備を幾つも利用するものでしたが、大手食料品メーカーが開発した新しいがんの検査方法は、腕から血液を5ミリリットル採取するだけと非常に簡単な検査方法です。

健康な人とがん患者とでは、血液中のアミノ酸濃度のバランスに大きな違いがあり、血液中に40種類以上あるアミノ酸の濃度を調べる事でがん発症の可能性を判定出来、増減するアミノ酸の種類によりがんの種類が特定出来ます。この血液検査により判別出来る癌は、胃がん、肺がん、大腸がん、前立腺がん、乳がん、子宮頸がん、子宮体がん、卵巣がんであり、危険度がAからCの3段階で判定されます。C判定が最もがんの可能性が高く、C判定は精密検査を行います。従来のがんの検査方法と組み合わせれば、がんの早期発見とがん検診の受診率向上に役立つとされています。

又、この検査方法は、がん検診と合わせて糖尿病などの疾患の検査も可能とされています。